ここはヘッドルームの隊員が、最近気になるなにやらなにやらを書きつづる場所です。
何が飛び出すかは多分、神様にだってわかりません
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【ガンプラ塊(かたまり)】6塊め  [2008-08-11 Mon](Writer:竹石)
ルネッサーンス!
何年かぶりに取った夏期休暇は、
結局、ビール三昧だった竹石です。
ん〜今年の黒ラベルはいいできだヽ(´ー`)ノ

と、いったところで、
紅蓮弐式の制作レポートでふ。

この「ナイトメア」のプラモデル……、
なんかめんどうなので、
“ナイプラ”とか言っておきましょうか、
で、このナイプラがですね、
ちょっと手強そうな予感なのですよ。

と、言うのも、設計図を見てて、
ガンプラにはない言葉が出てきたりして。

「アンダーゲート」

はて? 「橋の下?」(・・?
すいません、英語は赤点だったものでw

マニュアル読むのは好きじゃないんですが、
いろいろと読んでみると、
この「アンダーゲート」なる部分の切り取りについて、
わざわざ解説があるっす。


要は、ランナーとの接続部分をデッドに攻めすぎるなってことかと。1/35モデルなので、やっぱパーツが細かいからですな。



「アンダーゲート」のヤバさを念頭に入れて、
ニッパーを入れることに。
やっぱこの最初のひと切りが、緊張しますなぁ。
ガンプラを作ってても思うことなんですが、
最初にどこをつくるのかなーって
想像するのも楽しいですやね≧∇≦

で、最初のパーツは……。
……。
ん!?


あ、ここは前回ご紹介したけしからん部分では!?
(/ω\)



カレンwww

記念すべき最初がコレカイナ!
でもですね、のっけから注意報発令です!
「※各パーツはピンを切り落とさないように注意してください」
ですと!
もし、この「ピン」とやらを切り落としてしまったら、
カレンちゃんの両腕がもうくっつかないという……。
なんと恐ろしいことかっ!((((;゜Д゜)))


「ピン」の幅はわずか1ミリ! これちゃんとハマるのかなー? という疑問は無意味でした。バンダイってすげー(ー∇ー;)



ミョ〜な汗を流しながら、
1/35カレンの完成です!
ひゅー。


こんなにちっちゃくてもちゃんと胸の谷間がエロいなんて……。けな気でいいですねぇ。



おまけっぽいフィギュアでこんだけ騒げるなんて。
もうプラモ代の元は取ってしまってますなぁww

いつまでもこんな姿で晒しておくのはかわいそうなので、
早速、コクピットを作ってあげましょう。


折れそうなパーツを恐る恐る差し込んでみるオレ。



載せてみると、アニメのときよりも、
前傾姿勢が強くないってのがなんとなくわかったりして。
確かに、フツーのバイクのポジションですな。
あ、でもコクピット自体が前傾ポジションなのかw

ひとしきり納得がいったところで、
可動部のパーツをもりもりはめ込む。
あとはコクピットの外装部分をくっつけて……。

コックピットの完成です!


外装のパーツをくっつけると、格段に、ソレっぽくなってきましたなー。




ちなみに、コクピットのハッチは閉じることもできるのです。ハメ直し式の手動ですけど。カレンをちゃんとしまえます。



そーいえばナイトメアフレームのコクピットは、
背中に突き出してるんですよね。
ちなみにナイトメアってガンダムと比べると
ものすごい“小さい”んですわ。
紅蓮弐式の全高が4.5mだそうで。
ガンダムが18mぐらいだから、
だいたい1/3〜1/4ぐらいのサイズになるのかな?
でも、ボトムズのスコープドッグのように、
パイロットが機体の中へ
スコンと収めるようなデザインにしちゃうと、
ズングリした体型になってしまうのだそうで。それを回避したデザインが
ナイトメアフレーム特徴なんですって。

でも、このバランスで
果たしてうちの紅蓮弐式ちゃんが
おっきできるんでしょーか?
ま、作ってみればわかりますやね。


<つづく>
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© 2006-2008 CLAMP 

映画館と高校生 [2008-08-01 Fri](Writer:上野)
 私が18歳まで暮らした東北の田舎町は、一応、地方都市と呼ばれておりました。昭和40年代、50年代の話ですが、その当時、町には映画館が4館もあったものです。
 駅前のオリオン座。地主町から1本路地に入ったところにある東映、有楽座、文映。
 ちなみに、この路地の入り口にはカウント・ベイシーというジャズ喫茶がありまして、ここは山下洋輔やタモリなんかがお忍びで訪れることもあったりして昔から超有名。どこの町だかバレちゃいますが、まあいいっしょ。
 さて、私は、この路地の突き当たりにある高校に通っていました。つまり、映画館の前の道が通学路になっているわけです。今から考えると、なんとも妙な感じです。
 東映、有楽座、文映、この3つの映画館はロードショー館でありまして、邦画、洋画ともに新しい映画が封切られていました。地方映画館の例に漏れず、必ず2本抱き合わせでしたが(実例:『ロッキー3』と『泣かないで』とか……『ランボー』と『ポーキーズ』とか……どんな組み合わせじゃい!!)。私ら生徒たちは学校帰りに観てたりもしてたんですが、定期的にポルノ映画も上映されるわけです。どでかいエロ看板の横を何食わぬ顔で通り過ぎる高校生たち(もちろん半分は女子高生ww)。
 でもって、学校帰りにデートなんかするにしても、巨大な裸体看板の前を、これまたごくフツーに手ぇつないで歩いてたワケです。
 当時はいわゆるモンスターペアレントなんていなかったんでたいした問題にはならなかったようですが、その大らかさがある意味、私が通っていた高校の伝統を作り上げてしまったのでした。
――○○第一高等学校の生徒はポルノ映画館の横で勉強する――
 しかも、週末こっそりポルノ映画を友達と見にいったら、真後ろに体育の鬼先生が座ってたお! なんてこともありました、マジ。互いに照れ笑いして済みましたが。



 さて、私、実は10年ほどこの町に帰っておりません。最後に訪れた時、残っていたのは東映だけだっけかな? ほかのはマンションになっちゃってました。駅前のオリオン座もなかったような……。地方はどんどん人口が減ってたいへんなようです。

 今では、映画は自宅でのんびり観るって人が多いですね。かつては、テレビでも月曜ロードショー、水曜ロードショー、金曜洋画劇場、日曜ロードショーなどもあってそれはそれで楽しかったものです。レンタルDVDと違い、好きな映画を選べるわけじゃない。新聞のテレビ欄を見て、「今夜あの映画やるじゃん!」って一日中うきうきしてたもんです。で、ロードショーものは基本的に映画館で観る。早く封切りされないかと、クビを長くして待つしかない。見逃したら、いつ放映されるかわからないテレビを待つしかない! そんな映画に対する飢餓感が、今はまったくないように感じます。封切りを見逃しても、すぐDVDになるし。その間は別の映画を借りて見てようっと。
 なんとも淡白な時代になって参りました。
 私も最近はDVDでしか映画を観ておりません。次の休みには、映画館へ行こうと思います。

 

宙を這う者 The Sky Crowlers [2008-07-25 Fri](Writer:後藤)
 何時か、此処ではない何処かで──。

 桶川電機工業が開発した反重力サーボモータ、通称「ニンジン」は現代生活にコペルニクス的転回をもたらした。
 すなわち、人々が宙を這うようになったのである。

 高高度を高速で飛ぶ力こそないが、安定して宙に浮くことのできる「ニンジン」を搭載した浮揚スクータは、航空機と自動車の間の亀裂を埋める交通機関として、瞬く間に世界へと浸透した。
 大衆は安価に宙を漂える快感を得たのだ。
 這うように操縦桿を握る姿勢から、このマシンは「スカイ・クロラ」、宙を這う者、と呼ばれた。

 ボディ底部にニンジンの形をしたサーボモータが一対。
 シート後部に冷却系を収納し、アヒルがお尻を突き出したかのような形状は、新しい時代の象徴となった。
 誰もが宙を飛べる。この事実は利便性もさることながら、大衆の精神に万能感と勇気を植えつけた。
 そちこちで革命の火花が散っていた。

 しかし人間が宙を這う姿は、神学的な論争をも巻き起こした。
 人は地に足をつけて立たねばならない──守旧派(オールドウェイブ)宗教家の主張はマーケットを失った自動車産業の一部と野合を果たし、目標勢力の駆逐に成功する。
 こうして宙は再び、ごくわずかな特権階級のものとなった。
 宙を這う機械を禁制とする法が制定され、既に生産された機体は打ち捨てられた。
 スカイ・クロラは生まれてからわずか半年で姿を消した。


******************************


 人々の意識が地を這うことに向き、宙を忘れた頃。
 非合法の二輪自動車レースで勝利を重ねながら空虚な気持ちを満たせない神流享一(カンナ・キョーイチ)の前に、ひとりの女が姿を現す。
 彼女は黒い髪をヘルメットの下に納め、見たことのない人工皮革製のライダースーツに身を包んでいた。

「世界を変えてみない?」
 そう、かすれ声で呟いた女は、背後にキョーイチの知らないものを携えている。
「いっしょにスカイ・クロラに乗りましょう」
 女は戸惑うキョーイチの頭をつかんで引き寄せ、速やかに唇を奪うと、舌をねじ込み、さんざん口腔内をねぶってから耳元に囁いた。
「私たちはオノ・ヨーコとジョン・レノンになるのよ。メガネさん」

 狂ってやがる。キョーイチは頭の中で叫びながら、自分を抱きしめる女と、彼女の背後にあるスカイ・クロラへの関心が急速に高まっていくのを感じていた。


******************************


 押井守が『スカイ・クロラ』を作る! という情報だけを聞いて、てっきりこんなお話なのかなと妄想していたら、全然違いました。ヒコーキじゃん、ヒコーキ。考えすぎて損した。

 せっかくなんでイラストを描いてみました。もったいないから営業しようかな。



 

【ガンプラ塊(かたまり)】5塊め [2008-07-18 Fri](Writer:竹石)
人は何故、歌いたがるのか?
それは、歌わずにはいられなかったからさ……。

こんにちは、毎日遊ばずにはいられない不良社員の竹石です。

ぶっちゃけ〜『マクロスフロンティア』最高っすよ。
たしかにぃ〜あのモニョり具合が超イケてる感じなんすよ! 
ウィッシュ!

と、にわかDAIGO語録が辛くなってきたところで、『コードギアス』の話題です。
フリが『マクロスF』であるにも関わらず。

なんか最近ナイトメアがカッコイイなぁーって思って、つい買ってしまいました。


厳密にはガンプラじゃないんですけど、
新宿のヨドバシカメラは同じところに積んであったんですからー、まー、いいでしょうw


どーん! 紅蓮弐式。
ガンダム原理主義者向けに解説を加えるならば、
シャア的色合いで、シャイニングゴッドフィンガーっぽい武装で大立ち回りをしている、
主人公サイドの最強のコマってところでしょうか。
サイズは1/35。
ガンプラでいうらなば、1/144のハイグレード相当のモデル。

ちなみに紅蓮弐式のパイロットは
紅月カレンという女子高生なわけですが、
彼女ってば、細身&豊乳のグラマラスなボディを、本人の意思とは関係ないところで、ご披露するケースが多いことから、
エロ男爵たちの熱い視線を集めているわけっす。
言うならば『コードギアス』のお色気担当なわけです、はい。
しかもカレンさんてば、テロリズムに生きる女なんで、いろいろと危険なことにも遭遇するわけで。
必然、その美しいBODYにも危機が迫ったりして。
文字通り「身体を張って」闘ってるのです。
勝気な美人が、ちょっと酷い目に遭うのを眺めるのって……なんかいいですよね\(◎o◎)/!
……すいませんS気質なもので。

でも、このシリーズには、
なぜかパイロットのフィギュア付きなんすよね。
ガンプラではマスターグレードに相当するのかな?
でもって、フィギュアが……、

……いた!Σ(゜Д゜)


残念ながら未塗装品です。これ塗るのたいへんだなぁ。ちなみに説明書には塗装済みのモデルが掲載されてるんですけど……あんま可愛くない。


おおおおっ! 
白いパーツ群の中に、確かに1/35のカレンがいるっす!
しかも、説明書によると、立ちポーズとコクピット搭乗モデルの2体があるそうな。

コックピット搭乗モデル!?
たしか紅蓮弐式のコクピットって、バイクシート型だったよね?
なんちゅーの? またがる的な。
どんなんやねんと、さっそくパーツを探してみると……、


これ!? コレデスカイナ。白いと良くわかりませんが、上半身と下半身、そして腕のパーツで構成されている模様。


……!?
なんぞ、これ!! U>ω<)ノ
下半身パーツがエロいっっ!


このアングルがけしからんっ!ww



さすが「黒の騎士団」のエロテロリスト。
アグレッシブに攻めてきますなーw
しかしこれ、ちゃんと塗装したいっすね。
でも僕の腕じゃムリだろうなぁ……。
いつか塗る日を夢見て、白いままコックピットに乗せておくことにしましょう。

って、まだ作り始めてませんでしたね。

<つづく>
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おじさん映画 <第7回> [2008-07-11 Fri](Writer:上野)
 このところ、沈んだ役者の復活話に偏ってきましたが、今回もその流れでジョン・トラボルタとケビン・ベーコンですー。ダンシングおやじですー。
 まずトラボルタですが、言わずと知れた『サタデー・ナイト・フィーバー』で大ブレークしたのが77年。それ以前に、確か『魔鬼雨』(75)っていうホラー映画や、『キャリー』(76)なんつーホラー映画に出てました、ちょい役で。『キャリー』では、怒ると超能力で相手を殺しちゃう女の子にちょっかい出して、車ごと吹っ飛んで死んじゃってたり(笑)。
 『サタデー・ナイト・フィーバー』の続編『ステイン・アライブ』(83)は見事にコケましたが(監督はスタローン! トラボルタもマッチョな筋肉野郎に!! うひゃひゃひゃ!!!)、その間の『グリース』(78)は傑作! 可愛い転校生(オリビア・ニュートンジョン)に惚れちゃったアメリカン不良(501にヘインズにオールスターねwww)のはちゃめちゃミュージカルですが、なんつーか、ハイスクールの甘酸っぱい話ですよ。リアル中坊だった私は、まじでリーゼントに憧れましたね。しませんでしたけど。ニュートンジョンとのデュエットもカッコよす(この時、確かニュートンジョンは30歳越えてたはずなのに、女子高生役に違和感なす。可愛いです、まじで。こえぇー)。
 でもって、その後パタッっと消えました、トラボルタ。赤ちゃん視点で大人たちの右往左往を描いたコメディ『ベイビー・トーク』(89)なんかは面白いし、人のいいブルーカラーお父ちゃん役がいい味出てましたが、赤ちゃんの声を演じたブルース・ウィリスに話題をさらわれちゃいました、残念。この頃からトラボルタ、すんげー太りはじめました。
 なんだかんだと映画に出てたみたいですが、やっぱ『パルプ・フィクション』(94)のキレた殺し屋役が、トラボルタ復活のカギになったようです。それからは主役も張るし、悪役も板についてきましたね。『フェノミナン』(96)では甘ったるいファンタジーに挑んでましたけど。
 オヤジたちがハーレーで旅する『団塊ボーイズ』ってのが一応最新作だと思うんですが、まだ見てないです。DVD出たようなんでさっそく見てみます。評判いいようですぜ。

 さて、永遠のあんちゃんケビン・ベーコン。ツンと上を向いた鼻がキュートです。『フットルース』(84)で一躍スターになりました。都会から田舎町のハイスクールに転校してきた少年が、都会仕込みのダンスでド田舎に旋風を巻き起こすってな話。この頃、MTVっていう番組が大ヒットしてまして、一晩中テレビで洋楽のPVが流れてたもんです。でもって、『フットルース』のテーマや挿入曲っていうのがこれまた当時の人気アーチスト勢揃いってなもんで。ケニー・ロギンス、ボニー・タイラー、カーラ・ボノフ、シャラマーってな感じー。いあー、当時サントラ盤(CDじゃなくてLP!)買ったんですが、どこにいっちゃったかなー? 懐かしすぐる。
 ケビン・ベーコンも、この映画の後はなかなか伸びませんでした。『トレマーズ』(90)とか『フラットライナーズ』(90)みたいな怪獣もの、SFスリラーものなんかでちょくちょく顔は見てましたが。
 この人の場合、『激流』(94)で開眼ですかね。超女優メリル・ストリープと互角に張り合いました。おっかない悪役として。その後は『アポロ13』(95)とか、あー主役やった『インビジブル』(00)なんてのもありました。キモイ悪役でした。いつまでもあんちゃんだと思ってましたが、最近はふけましたね、さすがに。



 そういえば、『フットルース』で人気が出る前は、『13日の金曜日』(80)で、恋人と交接中にベッドの下からジェイソンに串刺しにされるっていう役をやってました。トラボルタも売れる前はホラー。なんか近い匂いを感じます、この2人。
 ぜひ競演を。
 そーいえばそーいえば、『フェノミナン』でトラボルタと共演した女優(名前失念)はケビン・ベーコンのリアル妻だったかも……って思い出せなくて悶々としてる間に、ごめんください。
 

雨の日の赤い宝石 [2008-07-04 Fri](Writer:後藤)
 
とある雑誌が休刊になるという報せが入った。
次号を発行する間際の決定で現場はおおわらわらしい。
いつだって変化は突然にやってくる。
いろんなことがあり、その雑誌の今後についてアレコレ呻吟していたのだけれど、もう考えなくて済む。
そうした悩みが思いもよらないかたちで吹っ飛んだ。



ざんざんぶりの中、高級品の佐藤錦がやってきた。
さくらんぼは初夏の代名詞だから、どうしたって梅雨とバッティングする。
濡れそぼった包みを開けると30センチ四方の段ボール箱が2つ。
見たこともないような大粒のさくらんぼがぎっしり詰まっていた。
送りますよ、という連絡を受けてはいたが、こんなにたくさんだとは思っても居なかった。



3万円から5万円が相場だという。
せっかくなので悪くならないうちにと、皆でいただいた。
それにしても唐突なので心の準備ができていない。
これだけのご馳走なら、しっかり宴の用意をし、主賓として迎えたかったが、来てしまったものは仕方がない。
水で洗ってグラスに盛るととてもキレイだった。
仕事の手を休めて弾力のある果肉を味わった。



運よく新鮮なさくらんぼを食すことが出来たのは休日出勤の数名だけだった。
デイトレーディングで急騰株をつかむチャンスは一瞬で、こちらの都合など考えてはくれない。
貴重なビンテージ品が店頭に並んだとき、札束で膨らんだ財布を持ってその場に居合わせたヤツが勝ちだ。
賭けの対象が高額になればなるほど、めぐってくる機会は短い。
ナポレオンと黄玉を掛け合わせた佐藤錦。
ルビーのように輝き、胃袋に消えた。




 

【超獣ギガ】モンハン始めました〜狩猟日記#5 [2008-06-26 Thu](Writer:竹石)
6/30日に、日経エンタ!誌の増刊「ゲームエンタ!」が出ます!
そこにですね、なんと『モンハン』の記事が載っているのですよ!
実は、このためにずっとハンティングしてきたわけだったんですねー。
いやぁ、長かった。

でもって、ちょっと誌面の宣伝。
今回、カプコンさんの全面協力のもと、
ぬわんと、『モンスターハンターポータブル2nd G』の
プロデューサー・辻本良三氏と、
ディレクターの一瀬泰範氏に
お話を聞いてきちゃったのですよ。

いやぁ、とてもオモロー!なお話を聞かせていただいたのですが、
ここでご紹介できないのが残念っwww

でもほんのちょっとだけ……。

4月〜5月にかけて全国で開かれた『モンハンフェスタ'08』というイベントでのエピソードについて。

開発チームのデモンストレーションということで、
辻本&一瀬両氏のプレイを披露!
……ということだったんですが、
画面が辻本氏のキャラをクローズアップした瞬間、いつも会場が大爆笑!!!

いろいろネタ装備があるのも『モンハン』の楽しいところなんですが、
先生の「ネタ」はハンパじゃなかったっす。
それもそのはず、全国各地、各会場で披露するため、毎回、ネタを練りに練りまくったそうで。

文字通り「全国が笑った!」。

で、それを再現したものがコレ。


緑アフロに全裸&砲モロコシ(ガンランス)を装備。どうみても「おらが村に……」な感じ。カー●のチーズ味が食べたくなるんすよねw ちなみに間違えて生産後にセーブしてしまったので、余分なゼニーを浪費しました。いまではよい記念です。


当日会場にいた人の証言を元に再現してみました。
これも誌面に載っているのでちゃんと見てねー。

で、ここから先は、原稿製作時の僕の裏話。

この写真を撮るのって、意外と辛かったのよね。
まず、緑アフロ。
緑色の色調をRGBで微妙に調整しました。
全裸(インナー)のデザインの種類は、
カプコン・パブリシティ企画推進室T屋先生の助言をいただいたりもしました。
でもね、一番の難関は「武器」だったんですねー。
僕ってばライトボウガンしか使わないので、
ガンランスをほとんど生産してなかったのね。
でも、「砲モロコシ」は生産リストにある!
と、ちょっとだけ高をくくっていたんですよ。

と・こ・ろ・がっ!

「砲モロコシ」を生産するのに、「勇気の証G」って素材が必要だとわかって……。
「勇気の証G」って……。
「G」ってばアレか? 「G級」とかの「G」なのか?! 
しかし、HR(ハンターランク)6のクエストで手に入ることが判明!
やったー! と思ったのもつかの間、新たな問題がっ!

実は、ボクちん、ここんところ狩猟生活をサボっていたので、まだHR5だったりして……。


HR6ってば、★8つですってよ! 食べようと思っていたソフトクリームが、溶けて地面に落ちてしまったときのような絶望感が、僕の大脳新皮質を蹂躙していきました。


その日、たまたま会社に狩友のイシダくん(コーラばっかり飲むゲーマー・弊社スタッフ)が残っていたのはラッキーでした。


これがイシダくんのキャラ。ランス使いの猛者。女子キャラなんですけど。


同じく徹夜作業のために会社に残っていた、狩友のナンシー(アイスばかり食べるゲーマー・関連会社スタッフ)を召喚して、いざクエストに。


これがナンシー。キャラ名「iamNancy」(原文ママ)。微妙な表記ミスが、イラっときます。


「HR6って、むずかしいんじゃないの?」
「じゃ、本気装備で」

なーんてやりとりしてたんですが、
「勇気の証G」がもらえるクエストって
意外と簡単、というか彼らが凄かったのか、
わずか10分足らずでクリアできたりして。
いやはや、持つべき者は狩友ですな。

しかし、これが、もう1人の狩友・マサルさん(弊社スタッフ・ゲームは腕前よりもウンチクが大事。ハンターランクがいたずらに高いのは、嫁の援助があってのこと)しか会社に残っていなかったら……。


弊社の最弱ハンター「Masaru」さん。得意武器「太刀」の使用頻度が30回以下なのに、なぜかHR4。すべてはG級の嫁がモンスターを倒してくれたかららしい。


記事の内容を変えていましたねっ!ヽ(;´Д`)ノ

というような、
とってもアバンギャルドで綱渡りな状況で書き上げた記事です。

ぜひぜひ、ご覧いただければと存じます<(_ _)>

<つづく>
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おじさん映画 <第6回> [2008-06-20 Fri](Writer:上野)
 お暑うございます。

 今回お届けしますおじさんは、今やハリウッドのアクションスターとしての確固たる地位を築き上げたジェット・リーであります。
 82年、リー・リンチェイの名で『少林寺』でデビュー。
 カンフーアクションていうのは、大雑把に見るとまず70年代前半にブルース・リーのアチョーブームがありました。ブルース・リャンの『帰ってきたドラゴン』みたいな亜流が続々生まれた時期ですね。あ、このブルース・リャンとか『燃えよドラゴン』でブルース・リーの宿敵ボロを演じたヤン・スェは、当時の人気番組『Gメン75』の香港カラテシリーズにも登場してたりしました。
 そして、70年代後半から雑技団風味のジャッキー・チェンが現われて、酔拳とか蛇拳とかありまして、その流れでユンピョウとかサモ・ハン・キンポーとかも人気が出てきたんですが、ほとんどがコメディだったわけです(厳密にいうと、コメディなのになぜかエンディングは超シリアスだったり、ジャッキー映画は謎映画でした)。ワクワクしながら見てましたが、少々食傷気味でもありました。
 そんな時にやってきたのが『少林寺』。
 予告編を見た時から、「これは本格だな」と思いました、鬼平的に。
 本物の少林拳がどんなかは知りもせず、でも『少林寺』のカンフーアクションはなぜか本格派に見えたものです。そして、主役のリー・リンチェイが、爽やかでカッコよかった。
 ところがこの人、その後は泣かず飛ばず、いや厳密には泣いてたみたいですが、全然飛ばず。消えていったカンフー役者たちの有象無象にまみれて消滅か! と思わせといて、いきなり復活したですよ。しかもハリウッドで。しかも名前がジェット・リー。

 ジェットってなんぞ? ジェット機?

 実際には『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』で復活して、エンタメ業界でプロデューサーなんかやってたらしいですが(90年代前半? この映画はいろいろシリーズがありまして、どれがどれだかわからない悲しさよ。当然見てませんがな)、やっぱり役者としての完全復活は、『リーサル・ウェポン4』(94年)の悪役でしょう。マジでびっくりしました。あの紅顔の美青年がいきなり悪役ですから。
 でも、この選択が正しかったようです。『リーサル・ウェポン4』以後ふたたび少し潜伏期間を経ますが、『ロミオ・マスト・ダイ』(00年)で主役を張ったり『ローグアサシン』(00)では主役のジェイソン・ステイサムと火花を散らす殺し屋をやったり。印象深かったのは『ダニー・ザ・ドッグ』(05年)でしょうか。殺ししかできない男が、モーガン・フリーマン演じる盲目のピアニストの音色に心が洗われていく、悲しい物語でした。バリバリのアクション映画ですけど。



 さて、今年はラスボスを演じた『ハムナプトラ3』、ジャッキー・チェンと競演し、神がかった棒術の師匠を演じる『ドラゴン・キングダム』が公開されるようです。
 主役も悪役も脇役もできる。シリアスなのもコメディもできる。非常に幅広い役者になりました。バリバリのアクション俳優ですけど。
 当年とって45歳。あー、もうそんな年ですか。なかなか顔立ちがよく、キビキビ動ける東洋人なので便利に使われちゃってるのかな、なんて思うこともありますが、これからますます味が出てきそうな予感もします。

 といったところで、本日はごめんください。

 

モテカワ対ゴスロリ [2008-06-15 Sun](Writer:後藤)
ひと月前にニーソックスを話題にしたところ、社長から「あと17%エロ濃度を上げよ」という指令が出ました。
しかしそんなエロい原稿を書くだけの度胸がないので、今回も無難に女子のファッションについて語っていきます。
よろしくお願いします。
あと細かいことを言うと、文体を変えました。今回から「です、ます」です。
「だ、である」で書き出そうとしたんですが、うまくいかない。
どうやら「だ、である」で言い切るのは、体力と精神力に余裕があるときじゃないとムリみたいです。
それから改行もこまめに入れることにしました。
これで少しは読みやすくなったかな?

前置きはこのくらいにして本題です。
先日久々に渋谷109に行って来たんですが、見事なまでにどのフロアも商品の傾向が似通っていて、ちょっと驚きました。
ひとつのファッションビルには同一志向のショップが集まるものですが、それでもフロアごとにテイストを替えていくのが常道……かと思っていたんですが、109はそうではありません。全館同じ。
俗に「渋谷109系」と呼ばれる所以ですね。
これだけ同じ傾向の服や小物が豊富にあれば、頭のてっぺんから爪先まで、同じテイストで揃えられるでしょう。

109のキーワードは「モテカワ」「エロカワ」ですが、これを噛み砕いていくと、人体改造というさらなるキーワードが浮かび上がってきます。もしくは工夫の塊。
髪の毛金髪に染める。そしてストレートのままでなく、とにかく巻く。くるくる巻く。
究極的にはウィッグでいろいろなヘアスタイルをとっかえひっかえ。
マスカラとつけ睫毛で目を大きく見せる。
日焼けするなりしてを小麦色にする。
ダイエットをして痩せる。
たくさんの装飾品──腕輪ピアス──を身に付ける。
ベースとなっているのはアメリカ黒人の模倣ですが、元は黄色い肌をした女の子が黒人に近づこうとするわけですから、これは変身以外の何者でもありません。
根本の発想はコスプレイヤーと共通しているかもしれません。
黒いキノコみたいな頭、小さな目が埋まったのっぺり顔のままでいたくない。
非現実世界の住人、アニメキャラクターのようになりたい。
結果として109に集う女の子の外観は、マテル社のバービー人形のようです。
そしてそれが平均的日本人のルックスとかけ離れていることは言うまでもありません。

しかし、アニメ、ゲームに関連したコンテンツを作っているヘッドルームの人間としては、109系ではない女の子に目を向けないといけません。
先日、これまた久々に新宿マルイヤング館、もとい、マルイヤング新宿店に行ってきたのですが、いつのまにかゴスロリの聖地になっていて驚きました。
ゴスロリも一種のお人形さん志向です。しかし同じ人形とは言っても、アメリカ帝国主義的なリッチライフを満喫するイケイケのバービーではなく、いわゆる西洋人形を志しているところが特徴です。
ローゼンメイデン』を例に挙げるとわかりやすいでしょうか?
基本のひとつに「ロリータ」由来の、フリフリのドレスがあります。全身を覆い隠すことになるので、肌の露出が多い109系のように、痩せる=体型を人為的にデザインする必要がありません。
もうひとつの基本は「ゴシック」ですが、これはつまり革パンツや黒ジーンズですから、多少痩せている必要はありますが、肌を露出しなくて済むので、お手入れの負担は幾分軽いかもしれません。
その意味で人体改造としてのハードルは低いと言えます。

ゴスロリの源流はロンドン・パンクだと思われます。
北ロンドンのカムデン・タウンを発祥地とするパンク・ファッションは、鋲つきの革ジャン、赤チェックボンデージパンツピアス、スプレーで立てたツンツンヘア、底の厚いラバーソウル、ボーダー模様のシャツ、破れたガーゼシャツなどの特徴を持ちます。
おそらくはこうしたディテールが洗練され「日本化」する過程で、V系バンドコスプレと合流したのではないでしょうか。
そして現在の、黒人とはちがう意味で黒っぽく、パンク的で、フリフリロリータな「ゴスロリ」像が生まれた。
まあジャン・ポール・ゴルチエで固めるだけでもそれっぽくなりますけどね。

国内V系バンドのファッションは、トンガリツンツンという要素においてはハードコアパンクスラッシュメタル、暗くて黒いという要素においては80年代の英国ニューウェーヴの影響を受けています。
ニューウェーヴというのはたとえば、エコー&ザ・バニーメンバウハウスジョイ・ディヴィジョンザ・キュアーといったあたりですね。
要は雑誌『フールズメイト』的なアーティストたちですが、そのフールズメイトが現在ではV系専門誌になっているのを見るにつけ、ここまで分析してきた「ゴスロリファミリートゥリー」は、あながちまちがっていないのではないかと思います。

いずれにしても日本人の女の子が「すっぴんのママの自分じゃイヤ。マンガのキャラクターみたいになりたい」という欲求を抱えていて、それを解放させるための道具である洋服を全館に装備しているファッションビルが複数あることが興味深いです。

そういやその昔、奥瀬サキ先生の『低俗霊狩り』というマンガがあってですね。
主人公の流香魔魅(りゅうか・まみ)というお姉さんが黒ずくめのカッコしてブーツ履いてたんですが、いま思うとゴスロリのはしりだったかもしれないですね。
というわけで今回のいい加減なイラストはこちら。


うーん、あんまゴスロリにならなかったな。


 

【ちょっとお仕事】シマンテックのセミナーに行ってきました [2008-06-09 Mon](Writer:竹石)
ちゃんと仕事もしてるってことをたまにはアピールしないと!

と、いうことでシマンテックさんの
「オンラインゲームメディア向けセキュリティ・セミナー」
という会合に出席させていただきました。
一応ですね、お呼ばれしたんですョ!

『シマンテック』といえばアレです「Norton」です。のーとん。
悪意にまみれたコンピュータウィルスやらフィッシング詐欺やら、
ひいては個人情報の漏洩にまで至る、そーいったIT方面のコズルイ犯罪から、
君や僕のパソコンを守ってくれる心強いセキュリティソフトです。
あ、もう知ってますか。

セミナーでの説明でいろんなことがわかりました。
僕なりにわかったことをまとめておきたいと思います。


----お勉強になったこと----

【1:PCじゃなくてweb】
昔のウィルスってのは、基本的にPCを攻撃するもんだったんですね。
感染したら、そのPCのデータを壊すっていうのが主な被害だったわけです。

これがかの有名な「Winny」の普及でもって、
P2P(ピーツーピー、Pear to Pearでしたっけ? ちなみにPearって「同等の人」という意味だそうです)でのやり取りから、
データを引っこ抜くというスタイルに変わっていった。

さらに、昨今では攻撃対象をPCからwebに変えて、
webそのものに「悪意のあるコード」を仕掛けておいて、
そこを閲覧しちゃった人にもれなく情報引っこ抜きスパイウェアを送り込んで、
特定の情報(クレジットカードの番号だとか、ゲームやショッピング、バンキングなんかのIDやパスワード)を盗むように変わったそうな。

がっちりセキュリティの施されたPCに侵入するよりも
だれもがアクセスできちゃうwebサイトに侵入するほうが、
断然「楽」だったってことですね。

かくして、
Norton先生が個人個人のパソコンをがっちりガードしたとしても、
インターネット上のwebページそのものにウィルスを仕込まれては
さすがのNorton先生も手が届かないって寸法です。

最近じゃ、webページ自体は大丈夫だが、
アフィリエイト欲しさで貼り付けた広告に仕込んでおくとか
手口はものすごく巧妙になっているそうな。

【2:気の遠くなるほど細かい】
以前は、海外に知り合いなんかいないし、
英語なんか読む機会すらないのに、
なぜか英文のメールが送られてくる……。
なーんてことがあると、
これはもう一発で「アヤシイ!Σ(゜Д゜)」となるわけですが、
最近は、ちゃんと日本人向けにはJapanese(日本語)で、
ブラジル人にはPortuguese(ポルトガル語)で、
中国人には中文で、ちゃんとスパムメールが届くんだそうで。
言われてみればそーですやね。

さらに、昨今のスパイウェアは、
どんな情報を引っこ抜くのかも特定してるそーな。

例えば世界一有名なネットワークゲーム「ワールド・ウォー・クラフト」のIDとパスワードだけを盗むとか。
つまり、ピンポイントで悪さをする「マルウェア(丸いソフトウェアじゃないっす。malicious software【悪意のあるソフト】というらしい)」が
作り出されているってことね。

すると、ウィルスへの対策を講じようにも、
「狙いどころがピンポイント」=「種類がいっぱいある」
ということのなので、対応も遅れがちになるそうな。

現在、シマンテックのスタッフが、
全世界を24時間体制で監視&対応しているそーです。
いやはやありがたや〜。




----ネトゲ方面の話題----

でもってネトゲ関連の話題。

僕もそうですけど、ネトゲやっている人の多くは、
セキュリティソフトのファイヤー・ウォールを
「無効」にしてプレイしちゃっているプレイヤーが多いそうですね。
かくいう僕もそうなんですが(~_~;)

それは何故か? 

プレイ中にセキュリティソフトが作動すると、
ゲームが中断しちゃったり、
処理速度が落ちて、操作にストレスを感じるから
で、あります(・o・^ゞ

あとは、サーバーとのデータのやりとりが
遮断されちゃうケースが多いから。

サーバーからのアクセスも律儀に遮断してくれちゃうんですよねー。

一応、サーバーからのアクセスに関しては
オプションやらアクセス制限の解除やら、
設定を変更してあげるとなんとかなるそーですが、
そんなメンドクサイことする前に、
「ファイヤー・ウォールを切れ!」
と思っている人が多いとか。

でも、近頃じゃアカウントハックの脅威があるし……。
困ったものです。

さらに悪いことに、
今、ネトゲユーザーが結構ピンポイントに狙われているそうですョ!

例えばクレジットカードの番号が盗まれたとしても、
カード偽造して、なんか買い物をして……と、
現金化するのにかなりの手間がかかるわけです。
しかも海外の場合、自国の通貨に換金する手間も追加される。

一方、ネトゲのアカウントハックの場合、
RMT(リアル・マネー・トレード)のおかげで、
盗んだデータを非常に現金化しやすいそうな。
(RMTに関する是非はいろいろありますが、否定派の大きな理由のうちのひとつがこれかと)
しかも、ゲーム内のバーチャルな「物品」を盗まれたといっても
警察は本気で取り組んじゃくれない場合が多く、
たいていは泣き寝入りになってしまうという。
想い出だけがプライスレス……(ToT)/~~~

さらに悪いことに、ゲームの運営会社自体が、
RMT問題に対して、積極的じゃないそうな。
シマンテック社のエライ人曰く、
「直接的な被害を被らないから」
だそうな。
でも、そーいうズサンな運営のネトゲは
そのうち淘汰されるでしょうけど、
淘汰される前に、被害は被害として残るという。

某ファンタジーなMMORPGは、
かなりこうした対策に力を入れてるわけですが、
こうした不正を監視するための陣容を整えるだけで、
たぶん年間で数千万円〜1億円ぐらいの費用(GMさんの人数から、僕が勝手に推測てみました)が
かかってるんじゃないでしょーか?
そんな大金をポンと投資できる会社って
きっとそんなに多くないですよね……。

ゲームに罪はないんですけどね……。

と・こ・ろ・が。
こーした問題に、Norton先生は立ち上がるそうです。
どーいうことかと言うと、

【1:サイレントモード】
ゲーム中は大人しくするそーです。
ライブアップデートやら、なんかしらの警告やら、
そーいった「お知らせ」をゲーム中は自重してくれるそうです。

【2:ゼロインパクト】
疑わしいファイルを中心にスキャンして、
コレは大丈夫だろというファイルはスルーすることで
CPUや回線に負荷をかけないそうな。
軽く、早く、美しく!
とにかく自重してくれるそうです。

ちなみに、シマンテックさんのお話では、
アカウントハックされた被害者の9割が
セキュリティの対策を講じていなかった人らしいです。
セキュリティ対策してても1割の人が被害に遭うわけです。
コワイ、コワイ。
Norton先生も、より便利になってくれると良いですなぁ。


以上、セミナーのレポートでした。
またこうした機会があったら、ご報告いたしまふ<(_ _)>